小学3年生の時の学校での書写の授業で字が綺麗に書けなかった悔しい思いが、私の書写教室に通い始めたきっかけでした。字が上手になりたいという一心で習い始めた書写は、字の上達だけではなく、私に大きな可能性と生徒の目標となる学びをもたらしてくれました。笑顔の飛び交う教室で学んでいくうちに書写が楽しく感じられ、書くことが大好きになりました。「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、辛い練習も苦とは思わなくなり、むしろますます書を深く学びたいという思いに駆られるようになりました。
さらには、毎月の検定や各大会の規定課題を納得のいくまで書き続けたことで、努力する姿勢や集中力、忍耐力が養われ、人間の土台となるところの教養も得ることができたと日々実感しています。書写を学んでいく過程において、これまで多くの経験をさせていただきました。特に、日中学生文化交流会への参加は大変有意義なものでありました。「書」という共通の文化を通じて他国の人々と交流することの素晴らしさを知る良い機会となったのです。そして国を超えた文化、心の交流を経験した私の中に「日本文化をさらに深く学びたい」という気持ちが芽生え、この度の国語国文学科を志望するきっかけを得ることができました。
今まで書写を継続してきた経験は、私の大きな自信に繋がると確信しています。さらには書写を通して得た学びと、信頼できる先生・仲間との出会いは私の「一生の財産」であると胸を張って言うことができます。今回の自己推薦入試において、私が今まで書写を通して培ってきたものを「一芸」として大学に認めていただくことができたことを心から嬉しく思っています。この大学合格を新たな出発点とし、今後も書写書道に取り組むことで更なる飛躍を目指して精進していきたいと考えています。
では、ここからは私が今回の受験を通して感じたことを書かせて頂きます。まず、漠然としていて構わないので早い時期からどんな分野を学びたいかを決めて、志望校を幾つか選んでおくと良いです。出願資格や試験内容を調べることは早ければ早いほど準備がスムーズにいくと思います。次に積極的にオープンキャンパスに参加することをお薦めします。先輩方の話を聞くことができるのはもちろん、自 分の足で大学へ行き、大学の雰囲気を感じることは志望校を決定する上で重要な判断要素になると思います。また、書写検での学びを生かして大学を受験された先輩に話を伺うことも大きな参考になりました。あとは、自分を信じて努力すれば、書写検で学んでいる皆さんなら合格を勝ち取ることができると思います。
最後になりましたが、今回の大学合格は会長先生をはじめ書写検の先生方、先輩方のお陰と深く感謝申し上げますと共に、更に書写書道を続けることで自分自身を成長させていたきいと考えています。本当に有難うございました。
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